今回のチュートリアルでは,ラインハーフトーンの作り方を解説します.題材としては分かりやすいように文字 (ひらがなの「も」) を選んでいますが,実際にはどのような画像もラインハーフトーン化することができます.少し大変ですが,手順を追って解説していますのでぜひ試してみてください!​

チュートリアルを参考に試してみてね

あなたは広告のクリエイティブや紙幣の印刷で,線だけで構成されたハーフトーンを見たことがありませんか?線は等間隔に並べられていて,線の太さが場所によって太かったり細かったりして,全体として人の顔などの陰影を表現しているようなものです.例を見たほうが分かりやすいでしょう.

Scriptographer.org – Stroke Raster
adobe illustrator – How to do a stroke raster effect – Graphic Design Stack Exchange

このデザインを作るにはInkscapeの「タイルクローン」という機能を活用します.ところが,この加工を実行するための処理はとても重い (遅い) です.動画ではカットされていますが,クローンリンクの解除に約25分,オブジェクトの統合に約12分を要しています.チュートリアル動画自体は約8分ですが,実は37分もカットされているのです!

この待ち時間の長さの問題を回避するティップスが,Inkscapeのユーザーコミュニティで紹介されていました.大量のタイルクローンのクローンリンクを高速に解除するには,「クローンのオリジナルを削除する」とよいそうです.

19倍も速度が違う!

実際に2500個のクローンリンクの解除を2つの手段で実行し処理速度を比較してみました.結果は,クローンをすべて選択して「編集 > クローン > クローンのリンクを解除」とした場合の処理時間は3分13秒だったのに対し,クローンのオリジナルを削除した場合の処理時間はたったの10秒でした.

初州はこのテクニックを,この記事を書くまで知りませんでした… もしこのテクニックを使っていれば,クローンリンクを解除するための待ち時間は25分から1分強ほどに短縮できたでしょう.皆さんはぜひ,このテクニックを活用してくださいね!

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