「モーション」バグ対応!立体的なロゴ作成 #011

文字を立体的にすると,イラストの印象がぐっと良くなります.今回のチュートリアルでは,文字を立体的にするにあたって,文字の中心部を少し凹ませてさらに立体感のメリハリを強調しています.

この動画ではInkscapeの「モーション」という機能を使用して,文字を立体的に見せています.また,「モーション」の動作の不具合が出た時の対処法についても,5′ 30″あたりで解説しています.

立体化の前に

Inkscapeではテキストを打ち込むことができますが,テキストがテキストのままでは「モーション」を適用することができません.「オブジェクトをパスへ」を実行して,テキストをパスに変換します.

オブジェクトをパスへ

見た目こそ変わりませんが,パスに変換されたテキストのInkscapeの内部的な扱いは変化しています.そのため,もはや文字を追加したり変更したりすることはできません.その代わり,「モーション」を始めとする様々な編集が可能になります.

モーション機能のバグ対策

パスに変換されたテキストに「モーション」を実行しても,うまく適用されないバグが確認されています.その場合,モーションを適用したいオブジェクトのみを選択した状態で,メニューの「パス > 統合」を実行してからモーションを適用すると上手く行く場合があります.

統合

これで上手く行く理由について,すみながめはまだ調査できていませんが,問題に直面した時の対策として知っておいて損はしないでしょう.

もっと本格的な3D?

3Dのテキストエフェクトはいつも人気のあるテクニックです.Inkscapeは2Dのイラストを描くためのツールであるため,Inkscapeで立体的なイラストを作成しても,実際には「立体的に見える2Dの絵」を作成することになります.

本当に3D情報を持つデータを作成するにはBlenderなどの3Dモデリングソフトウェアを使用する必要があります.例えばすみながめの動画のオープニングはBlenderで作成されました.

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