アイコンやロゴのデザインでは,感覚的な微妙な曲線/直線だけでなく,数学的に精密な図形を使うほうが全体の仕上がりが良くなる場合があります.今回は楕円に接線を引く方法を解説します.図形的に単純なアイコンやロゴを書く時に,楕円に接線を引きたくなる場面がきっとあるはずです.

手書きの微妙な線のブレを,数学的・図形的に単純な図形に置き換えるだけで全体の品質が向上した例は,例えば次のサイトで公開されています.

デザインが過度に機械的で退屈なものに見えない範囲で、角、曲線、角度は、できるだけ数学的に正確にした方がいいでしょう。つまり、目測やフリーハンドでこれらの細部を描こうとせず、数字に従うのです。こうした要素に一貫性がないと、アイコンの品質が下がってしまうこともあります。

アイデアを練るときは紙と鉛筆が欠かせませんが,清書の作業ではInkscapeが欠かせません.目測で線を書くと妙な歪みが生まれ,意図していない不要な印象を与えかねません.デザインを見た人に与える印象までをコントロールするなら,線の曲率にまでこだわることは無意味ではないでしょう.

Inkscapeで放物線を取り扱うことは多くないかもしれませんが,別のチュートリアルで解説するように,放物線も取り扱い可能です.放物線や楕円などを,数学の言葉で「2次曲線」と言いますが,これらに対して数学的に精密な接線を引く方法があります.中学の数学で習う作図みたいですね.

2次曲線に接線を引くためのいくつかの方法は,次のサイトでも解説されています.参考にすると良いでしょう.

conic_tangent_1_8.png

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