フリーフォント Tabashike 1.1 が2021年9月にリリース!
小さなアップデートですが,さらにスタイリッシュになりました!

フリーフォント Tabashike とは?
Tabashike はすみながめオリジナルのフリーフォントで,2018年12月28日にバージョン1.0が公開されました.制作の背景には発達障害の一つ「ディスレクシア」の認知度向上があり,すみながめはスペキュラティブデザインの手法でこれに挑戦しています.コンセプトについて詳しく書いた記事もご参照ください.

2021年9月24日にすみながめは創立2000日を迎えることができました!この重要な節目を記念して,改めて Tabashike のリニューアルを行いました.2018年時点では少し未熟で粗のあったタイプフェイスを微調整し,より洗練されて使いやすいフォントに仕上げることができました.
Tabashike の一層の普及を通じて,ディスレクシアの認知拡大に向かってすみながめはさらに前進します!ぜひダウンロードしてくださいね!
1.0 と 1.1 の主な変更点
濁点や半濁点,捨て仮名 (「ゃ」などの小さく書く字のこと) を除き,変更の総数は17点と僅かにとどまりました.まずは変更箇所を一覧できる画像を作成したので掲載します.変更されたひらがなの最初の2文字は「い」「け」ですが,変更のそれほど大きくない字があることが見て取れると思います.


以下に主な変更点を列挙します.以下に列挙した変更に伴い,濁点や半濁点の付いた字や捨て仮名名グリフも変更されています.また字形の変更に合わせ,字幅の調整も行っています.
- い – 基線からの乖離を修正
- け – 冗長な突出部を省略
- さ – 他グリフとの調和を改善
- た – 草書体を楷書化
- と – 草書体を楷書化
- ね – 冗長な突出部を省略
- や – 冗長な近接端点を結合
- よ – 他グリフトの調和を改善
- れ – 冗長な突出部を省略
- わ – 冗長な突出部を省略
- カ – 他グリフとの調和を改善
- キ – 3画目の高さを修正
- セ – 他グリフとの調和を改善
- ツ – 草書体を楷書化
- ナ – 他グリフとの調和を改善
- ヌ – 3画目の長さを修正
- ヤ – 他グリフとの調和を改善