タイルクローンとブレンドモードで電光掲示板ロゴ #014

ドットで文字を構成する電光掲示板は,居酒屋・パチンコ屋・駅の案内表示などの場面でたくさん目にするディスプレイです.電球のように光った演出を表現するためには,単純なアルファよりも,ブレンドモードを活用したほうが効果的です.このチュートリアルではInkscapeのタイルクローンとブレンドモードの機能を使用して,電光掲示板の文字を簡単に作成する方法を解説します.

このチュートリアルで解説されるInkscapeの主要な機能は2つです.まずひとつはタイルクローン機能です.タイルクローンを使用することで,規則的に電球が配置されている電光掲示板のようなものを簡単に描くことができます.今回の電光掲示板では1つの文字当り7×7個の電球を使っており,文字と文字の間に1×7の隙間を置いています.そのため全体として15×7個の電球をタイルクローンで作成します.

今回のチュートリアルではタイルクローンで生成されるクローンたちの大きさを変更しませんでしたが,クローンの大きさや形を変える方法も存在します.基本的なタイルクローンの応用として,すみながめでは以前に回転させたクローンを作成するチュートリアルを行っています.参考にしてみて下さい.

blend

もうひとつの鍵となる技術はブレンドモードです.Inkscapeには隠されていますが,ブレンドモードの機能があります.Inkscape ver.0.92で利用できるブレンドモードは次の画像に示されている16種類です.

ざっくりと分類するなら,次のように分けることができます.

標準標準
ハイライトスクリーン
比較 (明)
覆い焼きカラー
陰影比較 (暗)
乗算
焼き込み
合成オーバーレイ
ハードライト
ソフトライト
掛け合わせ差分
排他
特殊な合成色相
彩度

輝度

この分類については,Inkscapeと同じように有名なフリーのペイントソフト GIMP のレイヤーモードの説明を書いたブログを参考にしました.

Inkscape ver. 0.91までは「標準」「乗算」「スクリーン」「比較 (暗)」「比較 (明)」の5種類しか利用できませんでしたが,ver. 0.92で新たに11種類が追加されました.このことは公式のリリースノートにも記述がありますが,それぞれの機能に関する詳細な説明はないようです.


このチュートリアルの最後に案内がありますが,文字を7×7の点で表示するのは簡単ではありません.このチュートリアルでは美咲ゴシックというフォントを参考にしています.

美咲フォントは 8×8 ドットの日本語ビットマップフォントです。JIS 第一・第二水準をサポートしています。一部の記号を除いた全ての文字は 7×7 ドットの範囲に収まっているため、文字同士を隣接させても行間・字間が確保できます。

8×8 ドット日本語フォント「美咲フォント」

まずこのチュートリアルを始める前に,ダウンロードしてみると良いかもしれません.

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