今回作成するハンドルのイラストは,「回れ右の内輪差」というブログのアイコンとして作成されました.この回の記事ではアイコン作成のコツを解説していきます.すみながめでは毎回いろいろなデザインアイデアを含んだ動画を作成していますが,この発想がどのようにして生まれるのかというプロセスそのものに焦点を当ててみます.

今回の動画で作成されたアイコンは2つの要素を持っています.

  • 自動車のハンドル
  • 靴の足跡

「回れ右の内輪差」という名前のブログのアイコンとして,これらの要素を含めることがぴったりだと判断したので,このアイコンは上の2つの要素を含めて作成されています.このことについては回れ右の内輪差の該当記事に詳しく書かれていますが,以下で少しだけ説明します.

「回れ右」は立ち姿勢のときに足を規則的に動かして向きを変える運動のことで,「内輪差」は主に自動車でハンドルを切るときに発生する車輪の轍のズレのことです.ブログタイトルと「靴跡」や「ハンドル」は切っても切れない関係にあると思って,こんなアイコンを作成したのでした.

アイコンの由来

このように,テーマとなるキーワードをいくつか見つけ出し,それらを組み合わせてロゴ作成のアイデアとする方法は一般的なものです.例えばアメリカのフリーランスグラフィックデザイナー Mohamed Achraf  は自身のYouTubeチャンネルでデザインチュートリアルを公開しており,その1つに「How To Find Logo Design Ideas」という動画を公開しています.

この動画の中では,例として氏が Royal Veggies Transport 社という企業からロゴ作成の依頼を受けたと仮定して,彼がどのようにデザインプロセスを踏んでいくのかが解説されています.

アイデア02.png

彼は顧客とデザインに関する質問状を送り,短いやり取りを行います.またブランドに関する考察として,キーワードになる単語を書き出していく「マインドマッピング」という作業を行います.例えば顧客は野菜にまつわる企業だから,「菜食主義」「緑」「健康的」「野菜」「人参」などのキーワードを連想します.同じようにRoyalで高級路線であることから「高貴」「紋章」「王」「王冠」などのキーワードと,輸送を行う企業であるから「乗り物」「車輪」「速さ」「飛ぶ」「翼」「コンテナ」などのキーワードをそれぞれ連想しています.

アイデア01.png

そして最後にそれらを組み合わせるとこで,想像もしなかった斬新なアイデアを得られると言っています.彼は動画の中でこう言っています.

I make some combinations of three words ― one word from each list ― so I can get some unexpected ideas for the logo.

(拙訳) 各リストから1語ずつ抜き出し,3単語からなる組み合わせをいくつか作ってみると,予想もしなかったロゴのアイデアを得ることができる.

アイデア03

最終的に彼が制作したサンプルのロゴは,「人参」「王冠」「翼」を組み合わせたロゴとなっています.マインドマッピングの作業によって,作成すべきロゴの方向性を素早く効率的に見出すことができます.すみながめで紹介した「回れ右の内輪差」のアイコンも発想は同じです.デザイン対象に関連する物事を書き出して,それらを組み合わせることで,全く独自なアイデアを生み出すことができるかもしれません.

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