フラットなショートケーキのアイコン #042

今回のチュートリアルでは苺の乗ったショートケーキのアイコンを作っていきます.使用するテクニックは概ね簡単なものですが,動画の冒頭でも言及したように,「ノードを追加」の機能は少し珍しい機能かも知れません.ここで使い方をおさらいしてみましょう.

読む前に見てね!このチュートリアルについて解説する記事です.

「ノードを追加」の機能はノードツールを使用中に表示されます.ノードツールについては特に説明する必要がないかも知れませんが,(画面レイアウトを「デフォルト」に設定していれば) 画面左側にあるツールバーの上から2番めにある機能ですね.

ノードツール

上の画像にあるボタンをクリックすると,ノードツールを使用中の状態になります.この状態では画面の上側に「新規ノードを選択セグメントに挿入」というボタンが表示されます.

新規ノードを選択セグメントに追加

このボタンをクリックすると,4つの選択肢が表示されます.上から順に

  • X 軸最小位置にノードを挿入
  • X 軸最大位置にノードを挿入
  • Y 軸最小位置にノードを挿入
  • Y 軸最大位置にノードを挿入
ノード挿入の4つの選択肢

例えば,下の画像のような状態のパスがあったとしましょう.2点のノードからハンドルが上向きに伸びていて,ストロークが上向きの弧を描いている状態です.

ノード挿入の前

この状態で,「Y 軸最大位置にノードを挿入」を実行すると,下の画像ような結果になります.弧の最も高い位置に新しいノードが追加されるのです.

ノード挿入の後

「Y 軸の最大位置に挿入」を選択すればこのような結果になりますが,他の4つの選択肢ではどうなるでしょうか?下にInkscapeの画像の座標系の概略図を載せます.簡単に言えば,これらの4つの選択肢は,それぞれ次の箇所に新しいノードを挿入します.

  • X 軸最小 : 左
  • X 軸最大 : 右
  • Y 軸最小 : 下
  • Y 軸最大 : 上
Inkscapeの画像の座標系

なぜ親しみのない座標系の用語を用いて表現するのか,なぜ分かりやすく方向で表現してくれないのか,といった点については少し疑問ですが,とにかくこのような仕様になっています.いずれにしても座標軸の取り方は数学でやるのと同じですので,覚えるのは難しくないでしょう.


今回の動画チュートリアルでは,この機能を使用して苺のパーツを作成しています.ぜひ動画も見て,テクニックを試してみてくださいね!

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