簡単タランチュラをグラデーションで描く #044

皆さんはタランチュラを見たことがありますか?初州ういすは本物を見たことはありませんが,写真を見るのは意外と好きです.今回はタランチュラのイラストを描くチュートリアルを通して,とても実用的な小技を紹介します.​

今回紹介する実用的な今回のチュートリアルで使用している小技はかなり実用的です.それは「グラデーションに名前を付ける」です.大きな制作物を作っていると,大量のグラデーションの設定が溢れてきてしまいます.

グラデーションのダイアログ

こんな風に,グラデーションが大量になってくるとどれがどれだか分からなくなってしまいます.そのうちどれが重要で確定のグラデーションで,どれが検討中のグラデーションで仮置きのものなのか判断が付かないのです.

そのような混乱を回避するために,Inkscapeには予め便利な機能が搭載されています.それがグラデーションの名前設定機能です.今回の動画では2種類のグラデーションにblackとorangeという名前をそれぞれ付けて,グラデーションの設定を区別しやすくしています.

グラデーションに名前を付けよう

このようにして名前を付けておけば,このファイルの編集を終えた後で別の日にファイルを開いても,必要なグラデーションとそうでないものを区別することができます.上の画像では名前だけを書いていますが,これに加えて「このグラデーション設定は確定じゃなくて,まだ仮」ということが分かる印を書き込むことももちろん可能です.

ちなみに名前の右側にある「#」の記号の列には,そのグラデーションが使用されている回数が表示されています.この表示もグラデーションを区別して認識するための参考になる情報になりますね.

すみながめのInkscapeチュートリアルでは,グラデーションを使用する際に毎回名前を付けているわけではありませんが,この機能を知っておくことで,複雑なデータを取り扱っても混乱せずに作業を進行することができるようになるでしょう. ぜひ知っておきたいInkscapeの便利機能の紹介でした.

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