極細線で織りなすラインアートワーク #063

動画で紹介したテクニックは エクステンション > パスから生成 > 補間 という機能でしたが,Inkscape ver. 1.0 以降では新しく,より柔軟で高度な補間ツールが追加されています.この記事では動画では説明していない,新しい方の補間ツールの使い方を解説していきましょう.

抽象的な意匠が美しい

新しい「補間」はパスエフェクトで動的に!

Inkscape ver. 1.0 で大幅に刷新された Live Path Effects (パスエフェクト) の中にひとつに「サブパスの補間」があります.これは従来の エクステンション > パスから生成 > 補間 ではできなかった「後からのやり直し」がサポートされた画期的な新機能です.

充実の Live Path Effects

パスエフェクト版の「サブパスの補間」で動的に補間する線の本数 (ステップ数といいます) を増減させたアニメーションを作ってみました.このように先の本数を増やしたり減らしたりすることは,従来の「補間」ではできませんでしたね!

アニメーションが美しいですね

補間ステップ数が動的になったこと以上にすごいのは,補間元の図形を変形すると,それに伴い,補間で追加される線も動的に変形される点でしょう!これほどまでに柔軟な機能に進化しているとは驚きです!下のアニメーションは少しゴチャゴチャしていますが,それでも「動的な補間」が確認できると思います.

完全に動的に補間されています

使い方の基本はとてもカンタン

まずペンツールで2本の曲線を書きます.2本めを書くときは,書き終わった1本目が選択されている状態で,Shift を押しながら書き始めます.Shift を押しながら書き始めることで1本目の線が属するオブジェクトへの追加の線として書くことができます.「2本の線が1つのオブジェクトに属している」という状態が重要です.

2本のパスを含むオブジェクトを描こう

このオブジェクトに対して パス > パスエフェクト から サブパスの補間 を選択し,ステップ数 (つまり補間する線の本数) を設定すれば完成です!カンタンですね!

基本はこれだけ!

もっと凝った使い方をすることも,もちろんできます (例えばこの記事の冒頭に載せたような,グラデーションを設定してみるとか).しかしまずは基本の使い方を押さえて,パスエフェクト版の「サブパスの補間」の強力さを体験してみてくださいね!

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