【詳説】すみながめ 新ロゴの意味

すみながめの3周年となる2019年4月4日に,すみながめは新しいロゴを発表します.この新しいロゴはこれまでのロゴの本質を受け継ぎつつ,抱えていたいくつかの問題を解消したものに仕上がっています.重要なポイントをまとめると,このようになります.

  1. 名前の頭文字「す」の形を洗練して図案化
  2. 目のモチーフを維持して「眺め」を表現
  3. グラデーションにより広がりのある印象に
  4. 丸みのあるシェイプでより親しみやすく
  5. 隠しテーマとしてコンパスのイメージも

これまでのロゴと比べてみると,このような感じです.

新旧ロゴ比較

以前のロゴも,ひらがなの「す」をベースに,「眺め」の要素として目のモチーフを取り入れたロゴになっていました.しかし華奢な線で構成されたこのロゴはどことなくバランスが悪く,また角が尖っているために全体的に荒削りな印象でした.

1+2) 継承された「す」の字と,目のモチーフ

新しいロゴは,以前のロゴに含まれていた2つの重要な要素,ひらがなの「す」と目のモチーフを,しっかりと受け継いでいます.どちらの要素もさらに洗練・デフォルメされているためパッと見てこれらの要素を読み取ることは難しいかもしれませんが,確かに「す」のようであり,また目のようでもあります.

「す」と目.目は少し気味が悪いですが…笑

3) 夕闇から日の出に変わったグラデーション

グラデーションは以前のロゴにも含まれていましたが,どちらかといえば夕闇のように暗く冷たい印象でした.新しいロゴではこれを改め,日の出のような明るく温かいイメージに変わっています.このグラデーションは,新しい取り組みである「初州芳のしれごとがてら」を含めたすみながめの「これからの広がり」を象徴しています.

4) 親しみやすい角丸デザイン

これまでのロゴにあったような荒削りな印象を和らげ,より親しみやすく感じられるように,新しいロゴでは角を尖らせずに丸めています.「親しみやすさ」をロゴにもたらしていることは,新企画「しれごとがてら」の第3の狙いとも,もちろん関係しています.

5) 隠れモチーフ「コンパス」の意味

そして最後に,隠れたモチーフとしてコンパスのイメージを溶け込ませています.方位を示して人を目的地に導くコンパスは,すみながめチャンネルの目的と意義を象徴するアイテムのように感じられたからです.すみながめチャンネルの動画を通じて,みなさんが希望する表現を実現できるように.こんな願いを,コンパスに重ねているのです.

コンパスの画像 (pixnioより)

新しいロゴは,幾何学的にとてもシンプルなデザインになっています.Inkscapeで簡単に作成することができますので,ぜひチュートリアル動画を参考にすみながめの新しいロゴを味わってみてください!

ロゴをグリッドに載せた様子

おまけとして,いくつかの重要なスケッチを抜粋して,ロゴデザインのアイデアがどのように変遷したかを見渡せる図を作ってみました.字が小さいので拡大してご覧ください!

デザインプロセスを整理した図

実際のデザインの過程はこのような整然としたものではなく,もっと暗中模索で試行錯誤の繰り返しです.しかし,それをあとから振り返ってみると,このようなプロセスだったなあと整理することができるわけです.

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